★ お飲み物は何になさいますか?
= カプチーノでお願いします。
新婚旅行でイタリアに行った時に飲んでから好きになりました。
★ 新婚旅行にイタリアですか!いいなあ、素敵ですね。
内木場さんは工務店の代表をされていますが、工務店のお仕事を簡単に説明して頂けますか?
= 地元のハウスドクターですかね!
建築物にもビル、マンション、体育館、東京ドームみたいな球場といった様にいろいろとありますが、当社の場合は一般的な戸建ての木造住宅の新築やリフォームを中心にさせていただいています。
★ 内木場さんご自身がトンカチをもって家を建てることもありますか?
= 以前に神戸の建設会社に勤めいていたころは、よく現場で職人さんの手伝いをしていましたが、最近はその様なことはなくなりましたね。
だって私がそんなことしたら、お客さんが心配するでしょうし、後から手直しする職人さんにも気の毒ですから。
わりと不器用なもんで。
★ あはは♪
工務店のお仕事で一番やりがいがあるな!と思う時は何ですか?
= 一番に思うことは、自分が手がけた物件が作品として長きにわたって人目に当たる所で残っていくことです。
先日も神戸に行った時、20年程前に担当した現場の前を通りがかった時でも思いましたが、その当時の苦労や楽しかったことなどが想い出されますね。
やはり一つひとつの現場に思い出があるので近くに行った時などは結構、気になったりしますよ。
★ ご自身の作品がずっと形に残るって素敵ですね。
逆にここが大変だという点は何ですか?
= お客さんにしてみれば自分の住む家をできるだけ良くしたいと思う気持ちと、でもあまりコストはかけたくないという思いを持たれている方が大多数ですから、その思いをお客さんの立場になって考え、自分の持っている知識の中でお客さんに如何に満足して頂くかということですかね。
★ ご自身が設計し手がけた家が実際に完成し、見た時のご感動は?
= 個々の物件によって違いますが共通の思いとしては、やっと終わったというのが、最初の感想ですね。
完成して実際にお客さんが喜ばれているのを目にすると勿論嬉しいですし、感動もありますが、必ず幾つかは、あそこはこうしとけば良かったと思う箇所はありますね。
そういった反省があるので次の物件に生かすことができると思います。
★ 音楽を作りあげていく事と似ていますね。
満足してしまえばそれ以上伸びませんものね。
内木場工務店さんの「ここがこだわり!」などありますか?
= 近年中古住宅のストック数が年々増えていますが、これからはリフォームの時代と考えています。
また、環境保護の観点からも物を再生させることは大事なことですし、家を必要以上に壊さず、いかにきれいに再生するかが私どもの使命だと思っています。
創業以来、地域密着を大切にしてきました。
大手ハウスメーカーは営業担当者が変わってしまうと付き合いが薄くなるとよく耳にします。
地元の工務店として不都合があれば、すぐに対応するなど、生涯のお付き合いをさせていただければと思います。
★ 内木場さんのお人柄が出ている、そんな素敵なお家をたくさん手がけているんですね。
内木場工務店さんは国土交通大臣賞を受賞されたとの事、すごいですね。
= そうでしょう 結構自慢なんですよ(笑)
★ あはは。でも本当にすごい事ですよ!!
どんな内容のコンクールだったのですか?
= 財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター 主催(後援:国土交通省他)による
「住まいのリフォームコンクール」です。
全国各地で施工された住宅リフォームの事例を募り、優秀な設計者・施工者を表彰します。
これを消費者や事業者に広く紹介することにより、住宅リフォームの普及促進とリフォームの水準向上を図ることを目的としているそうです。
今回は総数616点の応募作品の中から国土交通大臣賞を始めとする計37点の受賞作品が選ばれ、当社は総合部門で最高位の国土交通大臣賞をいただくことができました。
★ すごい!
有名な大手メーカーさんや、著名な設計事務所の方々が参加する中、最高賞を受賞されるなんて、すごいですね。
= そうですね。今回受賞した物件は、築後30年で壁構造5階建団地におけるマンションリフォームでした。
5階建て壁構造住戸は近年、敬遠される傾向にありますが、かつては公団・公営住宅を中心にかなりの供給量があり、ストックも多くリフォームの需要も多くあります。
この当時の5階建ては、エレベーターがなく高齢者には不向きとされることや壁構造は、壁の制約が改修プランニングに大きく影響すること、そして設備配管もその制約を受け、前の間取りから離れた大幅な変化をしにくいなど解決しにくい問題が多くありました。
しかし、この度の物件ではこれらの問題にチャレンジし、成果を上げることができ、壁構造リフォームに対する大きな提案性があることが評価されたと思います。
★ 新築、リフォームをお考えの皆様、是非内木場工務店を♪
また、商工会議所青年部にも属され、ご活躍とお聞きしましたが、どんなことをされているんでしょうか?
= 45歳までの商売人の集まりです。
偉そうなことは言えませんが、我々の活動が加古川を魅力的な街にする為の一助となればと考えています。
いろんな活動をしていますが、そのうちの2つを紹介させていただきます。
一つ目は、毎年9月第一週目の土日の2日間で「加古川楽市」という商工祭りを開催しています。
これは加古川を元気な街にしたいという思いから、市民みんなのふれあいの場として集い、賑わい、加古川の街を盛り上げていこうという思いで頑張っています。
二つ目は「こどもの夢かなえ隊」という事業を行っています。
これは、こども達に我が街加古川を好きになってもらい大人になっても街を離れることなく住み続けてほしい、という思いからです。
ちなみに今までこども達から夢を募集し、実現したものは
① ジャンボかつめし(直径2m15cm)作る
② 人が入れる巨大靴下(全長3m18cm)を作製する
③ かこバスに絵を描く
④ 加古川にホタルをとばしたい(現在準備中)
といった様な活動をしています。
★ 2メートルのかつめし!!
巨大靴下にももぐってみたかったです!
「巨大フレンチトーストにかぶりつきたい!」私の夢も是非叶えて下さい♪
内木場さんは私のコンサートにも何回か来て下さいましたね。
ありがとうございました。
= そうですね。今までに2回程参加させていただきました。
一回目はドイツから帰国して加古川のウェルネスパークで最初に開催した時と、先日の「みらいプロジェクト」の時でした。
私自身今まで音楽との関わりとしてクラシックに縁がなかったのですが、妻の妹の誘いで“あき子”さんのコンサートに行かせてもらいました。あっという間に時間が過ぎ去りました。
本当にヴァイオリンの音色って心地いいですね。
また、これからも参加したいのでご案内宜しくお願いします。
★ ありがとうございます。
普段はどんな音楽を聴かれているんですか?
= 夕食のときなどにジャズを聴いたりしますが、特に好きなアーティストと聞かれても思いつきませんね。
あっ、そうそうあき子さんと同じヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんは好きですね。
コンサートに2回行きましたがとっても楽しかったですよ。
★ 夕食時にジャズを聴きながらなんてとってもお洒落ですね。
そんなお洒落な内木場さん、ご自分をどんな性格だと思いますか?
= 良くいえば温厚な性格だと思います。
あまり感情を表に出して怒ったりしないですね。
自然の流れに任して何とか成るだろうというタイプですが、決していい加減ということではありませんよ。
約束した場合は時間前には行くようにするし、一度決めたことを曲げることも好きではありませんから。
★ 内木場さんは私の中で「理想の夫」像なんですよ!
奥様も素敵な方で大好きです♪
まさに私にとって「理想の夫婦像」なんですよ!
そんな温厚な内木場さん、ご自身を動物にたとえると?
= ビーバーかな?
★ ・・・爆笑!!
性格は?という例えのニュアンスでお聞きしたのですが、まさか似ている顔の動物をお答えして頂けるとは思いませんでした(笑)
= 明石家さんまさん程でもないですが微妙に前歯が2本出ているので!
それと今は衰えましたが、若い頃は動きもチョコマカと俊敏だったと思います。
★ 次にお会いした時に思わず笑ってしまいそうですよ。
そんなお茶目な内木場さん、ご趣味は?
= 個人的に一人で何かをするといったことはありませんが、家族で旅行やオートキャンプ場へ行ったりすることかな。
それから甲子園球場に行くことも趣味かも?!
もちろんタイガースの応援です。
★ ご家族思いな内木場さん、休日は、どう過ごされていますか?
= 基本的には日曜日が休日ですが、お金の掛からない公園に行ったり、ウィンドーショッピングに出かけたりすることが多いですね。
最近は、次男がソフトボールのチームに所属しているので、結構そちらが中心になってしまいあまり出かけることがなくなってきましたね。
これからも「勝手気ままな次男」に振り回されそうな予感がします。
★ 内木場さんの次男ぼうや君にはお目にかかったことがありますが、あの子は将来大物になりますね!
噂に聞きましたが、お料理がとても上手だとか♪
= そんなことはないですよ。
以前に料理の専門学校に通っていることがあって真剣にその道を志したこともありましたが、結局稼業を継ぐようになりました。
今となっては、もっぱら食べるほうが専門ですが、自宅では少々がんばったりもします。
★ 料理が出来る男の人って素敵ですよね。それに奥様も大助かりですね。
得意料理は何ですか?
= 我が家で人気のあるメニューといえば串カツを揚げながら食べたり、関西ならではの明石焼きとか、ベランダで焼き鳥とか、冬になれば鍋料理など、とにかく酒を呑みながら楽しくできる料理が好きなんですよ。
得意という訳ではありませんが、必ず私が仕切りますね。
★ 美味しそうですね。アットホームなご家庭の雰囲気が伝わってきます。
今日は色々なお話をありがとうございました。またあきこカフェにお越し下さい。
= はい、よろこんで。